新型コロナ 通常医療へ移行検討 治療費自己負担に?

新型コロナウイルスの感染症法上の分類を、季節性インフルエンザと同じ5類相当へ移行する議論が始まった。海外ではすでに移行済みの国も増えている。


コロナは現在、国が入院勧告や行動制限、営業自粛などを要請できる2類相当。感染抑制のための厳戒態勢だが、対応できる施設が全医療機関の4割未満にとどまるため医療逼迫の一因になっている。

大きく変わるのは医療費だ。今は全額公費負担だが移行すると自己負担が生じる。


政府が見直しに着手したのは、感染が広がった当初よりも重症化率が低下し、服薬治療薬の開発も進んできているため。


11月下旬にはコロナとインフルの同時検査キットが市販化され、自らが感染を調べやすい環境も整ってきた。