米中が宇宙開発競争 中国の宇宙基地完成へ

中国の有人宇宙船「神舟15号」が打ち上げられ、中国独自の宇宙ステーション「天宮」に宇宙飛行士3人が乗り込みました。3人は半年ほど天宮に滞在する予定で、中国はまもなく天空が完成し、本格的な運用を開始するとしています。


一方、アメリカは11月16日に有人月面探査「アルテミス計画」の1号機として無人の宇宙船オリオンを打ち上げました。計画では、25年以降の宇宙飛行士の月面着陸をめざしています。成功すれば、約50年ぶりに人類が月に降り立つことになります。


ここ数年で米中の宇宙開発競争が一気に進んでいますが、これらの技術は軍事転用にもつながるため、おたがいに警戒を強めている側面もあります。