ウナギの完全養殖なるか? 人工授精で稚魚に
大分県の山田水産が人工授精で誕生させたウナギの幼生をシラスウナギと呼ばれる稚魚に成長させることに成功しました。
ニホンウナギは海で産卵し、ふ化した幼生が成長して日本にたどり着き、川を上ります。産卵場所は太平洋のマリアナ諸島付近と考えられますがその生態には謎が多く、養殖ウナギも、天然のシラスウナギを採取し育てて出荷するもので、成魚に卵を産ませて育てる「完全養殖」は実現していません。
一方で生息環境の悪化や乱獲などによりウナギの数は減少し、14年には絶滅危惧種に指定されています。完全養殖に成功すれば持続可能なウナギの生産につながるとして、研究が進められています。
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